土曜日の深夜にこの学校に着き
約一週間が経ちました。
少しだけここでの生活を理解することができ、
そして受け入れられる余裕ができました。
旅なれた方ならもっと早くその土地の環境になれるのだろうけど
僕のような生まれも育ちも東京で
旅行に行く以外は殆ど東京から出たことがなく
海外生活も初めての人間には1日や2日で
その土地の環境になれるのはそもそも無理だったのだ。
ただそんな人間でも一週間もそこで過ごせば快適か快適でないかは抜きにしても
自然と馴染んでくるもんだなと実感した。
留学は旅行ではなく、
生活だと言うことに気づくのに一週間近くかかってしまったということになります。
初めの頃の僕は完全に旅行気分でした。
もしフィリピン留学を考えている人がいたら
日本とは全く環境が違うということをしっかりと頭に入れておいて欲しい。
日本と同じような快適な環境で毎日を過ごせると思っていると
ショックが大き過ぎて、
本来の目的である英語の勉強に集中できなくなってしまいます。
粗探しをするように悪い面にばかりに目を向ければマイナス要素は
いくらでも出てくるかもしれませんが
良い面だけを見ようとすれば、悪い面は気にならなくなってきます。
難しいことですが、意識の転換が大事です。
環境が違うことを楽しめるようになるには少し時間が掛るかもしれませんが、
日本との違いを面白いと思うことがとにかく大切です。
バケツのお風呂や電気ショックも都会で暮らしていたら味わえませんし
大きなゴキブリやクモを見れることもとても貴重な体験です。
ましてやヤモリの鳴き声を子守唄に寝ることも出来ません。
そこで暮らしている人は、日本人の感覚とは少しばかり違うかもしれませんが
自分とは違う考えの方と会い、話したりすることで心は豊かになります。
時間の流れは平等で
東京でもフィリピンでも、世界中どこにいても同じですが
感じ方は全く違いました。
フィリピンに着いてからの約一週間は
時間の流れにブレーキを掛けられ、そこに無理やり多くの事柄を詰め込まれた感じでした。
簡単に言ってしまえばカルチャーショックなんですけど、
リアルにカルチャーショックを感じることがあまりなかったので
貴重な経験ができました。
一週間を過ぎてもまだまだ慣れないことや許せないこともありましたが
周りの環境が見えるようになると
同時にフィリピンという国に関してや
そこに暮らす子ども達の
悲しい現実を垣間見る機会も何度かありました…
2014年03月04日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック