ただ今回は残念ですが
とても悲しいことなのです…
少し離れた暗がりの中から
オレンジ色の光が見え
その光がゆっくり
少しふらつきながら近づいてきました。
なんとその光の主は!
くわえ煙草で自転車に乗りながらこちらに向かってくる
まだ10歳にも満たない子供でした。
思わず二度見してしまいましたし、
その後も、
彼が僕の前を通り過ぎてからも
ずっと
彼の姿が見えなくなるまで
悲しい気持ちで眺めてしまいました…
これが日本だったら当然注意するのですけど、
フィリピンの田舎町で
突然暗がりから現れた上半身裸で
煙草をくわえている痩せこけた子供を見て
なんだか今まで感じたことのない
不気味さを感じてしまい
声をかけることさえ躊躇ってしまいました…
アンジョにどうして子どもが
タバコを買えるの?と聞くと
フィリピンではタバコが日本に比べてかなり安く
しかも一本ずつ買うことも可能なので
子どもでも買えてしまうと言うのです…
それにしても、
どうして子供が買うのを許しているのか?と聞くと
悪い大人はお金になれば子供にもタバコを平気で売っているとのこと。
どこにでも悪い大人はいますが…
目の前で見た光景に
もう何とも言えない悲しい気持ちと怒りがこみあげてきて
やるせない思いがあふれ
重く暗い気持ちになってしまいました…
フィリピンの貧困
もう一度レストランに戻って
皿でもパリーーン、ガッシャーーーンと割りに行こうか!?
とも思ったのですけど、
皿を割ったくらいでは
とうていこの重く沈んだ気持ちは元には戻らないとわかっていたので
無駄な皿は
割りませんでした…
奮発して1000ペソのテレビを投げても無理だったでしょう…
2014年04月12日
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